失敗から学びます

マキタ コンプレッサAC460Xの修理依頼からの、、、

コンプレッサからエアが漏れて止まらないとのことでお預かりです。

カバーを外し、エア漏れ箇所を確認し部品を発注し部品を交換して完成でしたが、、、

納品から5時間後に、連絡がありエア漏れがまた始まったのことで再度引き取りチェックすると、同じ所が破損して漏れていました。よく見るとモータとタンクを接続しているボルトが無くなってる?それも二ヶ所も、、、完全に見落としていました。しかもタンク側のブラケットが破損していました。その為、振動が大きくパイプに伝わりすぐに亀裂が入ったみたいです。手軽な修理からタンク交換の高額修理になります。

お客様は新品に買い替えるとのことで返事をいただき処分すればいいのですが、補助タンク製作予定のタンクがあることに気づき調べてみると多分、使用できそうなのでバラしていきます。やはりモータとタンクの接続ブラケットは見事に折れていました。

あとは、組み付けて完成ですが、結構手間のかかる作業でした。また、使用時間は結構長く破損するには理由がありそうなのでしばらく社内で使用し様子を見ながらデモ機にしたいと思います。

構造は簡単です

マキタ 小型集じん機 450Pの修理依頼です。

使用していたら変な音がして動かなくなったとのことでお預かりです。

モータとファンがメインの商品なので、ファンが破損した可能性が考えられるので、とりあえず分解してみます。

見事に羽根がバラバラになっているので、部品を交換して完成です。

 

集じん機の修理の大変なところは、やはり粉を周りに飛ばさないようにしないと真っ白になり、あとの掃除に手間がかかるところです。小型集じん機の場合は袋をつけずにうっかり試運転すると店の中が大変なことになるので注意が必要です。現行モデルでも使用年数はかなり経ってますが、まだまだ現役で活躍できそうです。

初めての見ました

マキタ 充電式インパクト TD170Dの修理依頼です。

見てすぐ分かると思いますが、アンビルが割れています。ビットが詰まって外れないのはよく見ますが、割れているのは初めてです。

ボディをバラしてハンマケースを取り出し分解します。

今回は破損した時に無くなったスチールボールとアンビルを新しい部品で組み込み完成です。

ブラシレスのインパクトは、故障すると本体だけ購入される方も多く、修理する機会もなく今回が初めてではないかと思います。難しい修理ではありませんが、今後はビットが詰まってどうにもならなくなった時はどうにかなりそうです。

いろいろ使えそうな工具

ハセガワ 伸縮式足場板の修理依頼です。

まだ新しいのですが、伸ばした時のストッパーが外れたとのことで部品はあるので取付けだけしてほしいとのことで、現場での作業です。

ストッパーはリベットで固定されていましたが外れています。リベットは販売していてあるのですが、リベッター(工具)が無いので当社、加工部に相談すると余ってるのがあるとのことで工具も調達できました。早速、現場にて取付けて完成です。

今回、リベットでの固定をしてみて、いろいろ活用できそうなので今後が楽しみです。

何度も挑戦した修理

MAX フォームガンFG-300の修理依頼です。

当店ではよく購入してもらっているMAXのネダボンドや発砲ウレタン用の専用フォームガンです。

今回は中で詰まっているとのことでお預かりし分解してみました。

よくあるのは、トリガや充てん剤を取り付けるアダプタの所からの漏れが多く、部品の消耗で交換で直る場合もありますが、今回は中で充てん剤が固まっているとのことで、一番厄介ではないかと思われます。1つ1つ分解した部品を確認していきます。本体の中には固まったネダボンドがノズルの先までびっしり入っていて、ちょっとびっくりしました。

このような状態のときは新品を購入してもらうことが多いのですが、今回は部品交換なしでの何度も挑戦し失敗し続けているのですが、懲りずに挑戦です。各部品に慎重にドリルでボンドを除去しながら、最後は周りに傷をつけないように細いドライバで除去します。

何とか全てのボンドを除去し組み立てし完成です。時間的には1時間程の作業でしたが慎重にしたので疲れました。今回の成功の要因は全ての部品をバラし悪い所を1つ1つ直していったからだと思います。いつも中途半端に芯棒のニードルだけを抜きクリーナーとかで溶かし完全に除去できていない状態で終わらせていたため、後日また詰まったり漏れたりと失敗していました。毎回、うまくいくとは思いませんが、今回の修理を参考に今後も取り組んでいきます。

アフターサービス終了④

マキタ コンプレッサAC3302の修理依頼です。

全く動かないとのことでお預かりです。

一応、メーカーに修理依頼しましたがアフターサービスが終了し部品がないとのことで、原因はスイッチ不良とのことで、ちょうど処分するAC460XLがあったので部品を拝借します。

若干、サイズが大きいのですがとりあえず接続し動作確認します。

問題なく動き出したので少しカバーを削り完成です。

最終的に見た目も中古品を使用したので完成後も同じで修理したのって感じですが、調子よく音も静かに回っていました。古いコンプレッサですが大事に使ってください。

オーバーホール②

MAX 釘打機 HN-90N3の修理依頼です。

全体的に調子が悪いとのことでお預かりです。

勉強の為にも今回はオーバーホールに挑戦です。

まずは、ノーズとヘッドをバラしていきます。

汚れている部品は洗浄しながら悪い部品を確認しながら作業し、部品を発注します。

部品を組み付けて試し打ちし完成です。

最後、送りが良かったり悪かったりして安定しないのでメーカーさんに助けてもらいましたが、何とかなり安心しました。経験をつまないと分からないことがまだまだありますので、今後も機会を作り挑戦していきたいと思います。

修理もエアから充電に

マキタとMAXの充電式ピンタッカの修理依頼です。

マキタ充電式ピンタッカは打込みはするが釘がでないとのことです。

自分で釘詰まりを直してからなったとでしたのでノーズ部分もバラします。先端に少し残っていた釘を除去しドライバを交換し完成です。こちらのモデルは自分でドライバが交換できるように予備のドライバと説明書が付属しているのはとてもいいことだと思います。

次にMAX充電式ピンタッカですが、部品が落ちてきたとのことです。

分解図と落ちてきた部品を確認し、場所を確認するとピンが折れている所があり、早速部品を注文し組み付けますが部品が小さいのとバネ、トメワなどすぐに飛んでいく部品ばかりで結構手こずりましたが何とか完成です。

今回は簡単な修理だったので自社で対処できましたが、センサーやスイッチなどの精密な部品も多いのでなかなか難しそうな気がしますし、どこが悪いか判断できないようなことがあるような気がするのでメーカーさんにお願いすることも多くなると思います。修理に関していうとエアの方が対処しやすいのですが市場では充電式が重宝されていて人気があります。当店で購入のお客様には代替機等を用意し迷惑の掛からないように対応していきたいと思います。

さすがメーカー

MAX 10mmタッカTA-225LU/10Jの修理依頼です。

ピストンが出たままになり釘を打つことができないとのこと。

とりあえずバラして悪い部品を確認します。

ピストンが落ちてくるのでピストンリングは交換し、傷んでいるバンパとノズルも交換します。

あとは組み付けて試し打ちして完成です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの商品は、ライトユース(DIY)向けの商品で売価も1万円しないエアタッカですが、当店ではよく売れています。最近は4mmや10mmのタッカを使用することが減って久しぶりに古い機械を使おうと思ったらエア漏れや打込みができない上に、修理のアフターサービス期間が終了していて部品が手に入らないことが多々あり、次回はいつ使うかわからないとなのでヘビーユーザーには向いてませんがプロの方にもおすすめしています。修理もできない安価なタッカも結構ありますが、さすがはメーカーです。しっかり部品供給しているので安心して使ってもらえますし販売することもできます。

常圧から高圧へ

日立 常圧ねじ打機の高圧化です。

大工さんよりねじ打機のパワー不足や常圧ホースの劣化等での相談からの高圧化です。

道具屋さんのブログで以前あったのを見て参考にさせていただきました。今回は預かる時間もなかったので現場での作業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相談を受けてから程度のいい部品を探していましたが、処分する高圧機が手に入り問題なさそうなカプラ部分の部品だけ拝借しました。

常圧の機械をバラし高圧の部品を組み付けて完成です。

現場で早速、試し打ちし問題なさそうなので、しばらく様子を見ながら使ってもらうことにしました。現場であまり手を止めることなくできたことは良かったと思います。